本屋大賞に選ばれた作品『カフネ』
「カフネ」という言葉をご存知ですか?
ポルトガル語で「大切な人の髪を撫でるしぐさ」を意味します。やさしくて温かいイメージが浮かびますよね。
そんな言葉をタイトルにした小説『カフネ』は、日常の人間関係や心のつながりを描いた作品。
派手な展開は少ないけれど、読み終えたあとにじんわり心が温まる、人に優しくと思える一冊です。
あらすじ
周りから愛されていた弟を当然亡くした『姉』、なぜかあった遺言書。
そこに書かれていた『元彼女』への遺産相続。それを放棄しようとする『元彼女』、弟の遺言を大事にしたい『姉』。
そんな二人を繋ぎ止める、家事代行サービスの『カフネ』。
仕事や人間関係に悩みつつも、出会いや言葉を通じて「寄り添うことの大切さ」を見つけていきます。
誰もが感じたことのある気持ちの揺れや小さなドラマがリアルに描かれています。
小説をあまり読まない人におすすめできる理由
- 読みやすい文章:会話文が多くテンポよく進むのでスラスラ読める。
- 分量がちょうどいい:分厚い長編ではなく、短時間で読み切れる。
- 心に残るやさしい余韻:読後に温かさが残る作品。
こんな人におすすめ
- わかりやすくも深みのある話が好きな人。
- 人間関係のちょっとした気持ちのすれ違いに共感したい人
- ミステリー感を残す展開が好きな人
まとめ
小説『カフネ』は、普段小説をあまり読まない人にこそ読んでほしい作品、もちろん本が好きな方にもおすすめです!
後半に向けて展開が急速に進み、次が気になる展開となっています。
読みやすくて心に残る物語なので、ちょっと疲れたときや癒されたいときにぴったり。
私は読み終わる直前に込み上げてくるものがありました。小説でなったのは初めてでした。(年のだからとは思いたくない)。
気軽に手に取ってみてください。
それではまた次の記事でお会いしましょう!
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